国家の形成

Civでは最大12の国家が登場し、プレーヤーが制御するそれ以外はコンピュターが担当しています。勿論、プレーヤーが複数のソーシャルゲームも可能となっています。この国家は社会体制ですから当然、12)個人の集積に関係しています。
Wikiで国家の形成を調べると、「国家」、「都市国家」、「家族・私有財産・国家の起源」ページがヒットします。まずは「都市国家」から。

1)都市国家または市国(しこく)は、一つの都市とその周辺地域が、独立した政体や文明として一つとなり、まとまった形態をなす小国家を表す。
2)明確な要件、定義はないが、現代ではシンガポールやモナコを指す。
都市国家も、出来た当初は最大の国家なのですから、余計な定義は要りませんよね?(笑)

3)古代における都市国家:
4)まず、人間は、肉食動物からの捕食を避け食料の調達を容易にするために集団(集落)を形成した。
狩などを想定しているのでしょう。当然、役割分担も生じます。
5)集落の構成員は、集落内部の秩序を維持するために、不文法を定立し、物理的強制力(権力)をもって不文法への服従を構成員に強いた。
これは後述する、法の支配そのものです。やはり多数の民衆を統率しようとすれば、其処にはヒエラルキー(〜階層構造)や権力が必要となるのでしょう。席亭は無政府主義者では有りません。(苦笑)
6)すなわち、不文法に違反し秩序を乱した者に刑罰を科しており、集落は主権(統治権)を有する政治社会として機能した。
首長を置かない合議制の社会においては、この辺りの権力は集団に属するものと思われます。
7)当初は食糧を求めて移動生活を送っていたため、集落の規模も最小限であったが、やがて農業や牧畜の発展により1か所に定住するようになり、集落の規模も大きくなり、都市を形成した。
家族単位から集落を形成するのは、やはり姻戚関係なのでしょう。一族、民族です。
8)最初に農業を行ったとされる人間は、古代オリエントのメソポタミア文明におけるシュメール人であり、彼らが最初の都市国家を築いた。
9)都市の中心に神殿を持ち、集落の周りに城壁を築き、城壁外の農地や牧地とともに独立した国を形成していたシュメール文明の都市国家群がその原初的な形態である。
都市の規模や都市間の距離などを知りたい所です。

10)アテナイなどの古代ギリシアの小国家群や古代ローマ、古代インド(インダス文明)、古代中国(黄河文明、中国語では「國」「邦」「邑」と呼ばれた)など、古代には世界各地で見られる。
11)初期の都市国家は、都市周辺の農地・牧地において食をまかなう自給体制であったが、隣接する都市国家どうしでの交易がはじまると、交易に専従し、都市生活者の食をまかなうのに十分な農地・牧地を持たない都市国家も成立した。
12)人間が都市国家を形成する時代になっても、都市国家に参加しない人々もいた。古代中国においては、そういう人々は野人と呼ばれた。
野人岡野は有名ですが、元の意はこれです。(笑)
13)一般に都市国家群の国際関係においては、強大な都市国家が弱小な都市国家を従属させたり、相互に同盟を結んだりすることで、密接な結合を持つようになる傾向がある。
支配者同士は、(政略的な)婚姻関係を結びます。
14)こうして形成された都市国家の連合は、古代ギリシアにおいてアテナイが盟主となって加盟する都市国家を従属させたデロス同盟がよく知られている。
各々の都市国家は祖先神を持つでしょうから、これで多神教も成立する訳です。

→多神教

15)殷、西周、春秋時代の王や覇者を中心とした秩序もこうしたものであった。アメリカ大陸のマヤ文明諸都市も、アステカによって統合された。
16)都市国家の連合によるネットワーク型の国際秩序は、時として様々な内的、外的要因により領域国家に転換する。都市国家連合が完成すると、都市外部であっても連合の内部においてはある程度の秩序が生まれ、治安が保たれ、
   都市国家とは無縁に生活する人々も都市国家連合の中に組み込まれていくこととなる。
17)地中海世界におけるローマ帝国、イラン高原からメソポタミア、東地中海世界を統治したアケメネス朝、東アジアにおける戦国時代の諸王(戦国七雄)の統治下の諸国やそれらを統合した秦、漢帝国といったものがそれである。
   こうした転換の結果、都市国家は単なる地方単位(中国語では「県」という)になっていった。日本の大和朝廷の成立も、弥生時代の都市国家の連合が、領域国家へ転換したと見ることができる。
点であった都市国家がより広い領土を持つ国家へと成長するには、その点間を埋める時間と努力が必要に成ります。

18)関連項目:ポリス、自由都市、古代の植民都市、国家、国民国家、地域国家、ミニ国家、ロンバルディア同盟、ハンザ同盟、ヴェネツィア共和国、ジエノヴァ共和国、シエーナ共和国、ラグザ共和国、都市経済学
これらの用語に関しては後に、必要に応じて記載されるでしょう。ハンザ同盟は、北海・バルト海とその内陸部に渡る都市同盟です。

次は「国家」ページです。
1)国家とは、国と同様に、「一定の領土と国民と排他的な統治組織とを備えた政治共同体」や、「一定の領土を基礎にして、固有の統治権によって統治される、継続的な公組織的協働社会」と言える。
2)プラトンの著作の原題である「ポリテイア」を『国家』と翻訳する場合もある。また、英語の「コモンウェルス」やラテン語の「レス・プブリカ」なども広い意味において、国家と訳される場合がある。
席亭などは字ずらから前者は公共の富、後者は〇公共、とでも訳しそうです。(笑)
3)英語の「ステート」の語源は、ラテン語の「スタトゥス」である。
スタトゥスはステータスだから、状態でしょうか?
4)国家は政治制度の集合体、領土の単位、哲学的な理念、弾圧や圧政の手段など多様な文脈で論じられる対象である。
5)このような意味の混合は、国家をどのように据えるかという着眼点において様々な立場を採りうることが原因である。
6)例えば倫理的、機能的、そして組織的な観点を置くことができる。
国家は集落の延長線上に有り、必要に応じて誕生したものです。構成員は(しぶしぶながらも)、その存在を認めたのでしょう。ですから仮に特定の個人が権力を掌握したとしても(〜独裁者)、出来る事は限られているのです。(苦笑)

→集落と村落

7)哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの国家理論では国家を倫理的な観点から論じており、家族、市民社会、そして国家に大別している。
8)そして家族は限定的な利他主義、市民社会は普遍的な利己主義、そして国家を普遍的な利他主義の領域であると位置づけていた。
家族はある意味、運命共同体です。ですから現代では、「利己的な遺伝子」の方が重用されるかも・・・。しかしながら人間は自我を有しており(あるいはこれも錯角、欺瞞?、笑)、機械論のみだけで語れる物では有りません。
9)機能の観点から見れば、国家は社会に対して担う役割から捉えることができる。国家の中心的な機能とは社会秩序を継続的に維持することであり、社会的安定を担保することである。
初期の国家ではこの様な汎用なシステムではなく、特定の目的(〜例えば農耕)を持って維持されたものであると思います。
10)例えばマルクス主義は、国内の資本主義のシステムを長期的に存続させる国家の機能性を強調している。
現在の国家では、金儲けは公ではなく、私の仕事です。

11)「組織的な観点では、国家とは広義には「政府の組織」であり、市民社会とは区別される公的制度である。」「つまり政府・議会・官僚・軍隊・警察・裁判所・社会保障体制などさまざまな制度から成立している組織として
   国家は概念化することができる。」
席亭は、広義には政府の組織、とは思いません。国家には当然国民が含まれるものと思われ、その代表者である議員が国会を運営しています。(〜主権在民)
12)さらに、国家の諸々の側面について観察すると国家にはいくつかの特徴がある、と指摘する文献もある。
13)まず国家とは主権を備えており、それは社会における全ての集団よりも上位に位置する絶対的権力として行使されるものであり、政治思想家のトマス・ホッブズは自著で国家を海の怪物であるリヴァイアサンと描写した。
このリヴァイアサンは良くRPGに登場しますが、元ネタは旧約聖書です。
14)社会学者マックス・ウェーバーは、国家は「正当化された暴力」を独占していると指摘した。
何れも穿った見方ですが、席亭はもっと「国家の消滅」を研究すべきだと思います。国家も当初は「設立の趣旨」を持って誕生したものであり、その必要性が無くなれば消滅するもの、と考えるからです。

15)歴史:
16)人類史上最古の国家がいつ成立したか正確には判明していないが、集約的な農耕による集住が進んでいた古代メソポタミアにおいて、紀元前3300年ごろにはウルク市が完全に都市としての実体を備え、都市国家化したと考えられている。
17)その後都市は周辺のメソポタミア南部各地に成立し、紀元前2900年ごろからは各地にシュメール人の都市国家が分立して抗争を繰り返すようになった。
この抗争の原因も、調べる必要が有ります。その一つとは、紛れもなく水の争奪でしょう。
18)こうした抗争こそが、国家を成立させた要因だと考えられている。
つまりは戦争の後に、国家が誕生した訳です。(笑)
19)他集団との対抗上、支配者の元に軍事や税務など各種専門家をおいて集権的な体制を成立させ多くの人員を戦争に動員できることが必須となったためである。
他人を死地に追遣るには、それなりの理由、大義が必要です。戦争は何も、独裁者が開始するものでは有りません。この大義に関しては、後述します。
20)こうして国家は面として広い地域を支配する領域国家へと拡大していった。
21)ただしその後も、19世紀の帝国主義時代に列強諸国によって世界分割が行われるまでは、世界各地に国家に所属していない社会や土地が存在していた。

22)法学上の定義:法学・政治学においては、以下の「国家の三要素」を持つものを「国家」とする。これは、ドイツの法学者・国家学者であるゲオルク・イェリネックの学説に基づくものであるが、今日では、一般に国際法上の「国家」の承認条件
   として認められている。
国家の承認は国家同士や、その上の超国家組織、国連などで行われるのでしょう。
23)国家の三要素:
  ・領域(領土、領水、領空)−一定に区画されている。
  ・人民(国民、住民)−恒久的に属し、一時の好悪で脱したり復したりはしない。
  ・権力ないし主権−正当な物理的実力のことである。この実力は、対外的・対内的に排他的に行使できなければならない、つまり、主権的でなければならない。
24)モデルにおいては、国家とは、権力が領域と人民を内外の干渉を許さず統治する存在であると捉えられているのである。
25)領域に対する権力を領土高権、人民に対する権力を対人高権という。
26)国際法上、これらの三要素を有するものは国家として認められるが、満たさないものは国家として認められない。
27)この場合、認めるか認めないかを実際に判断するのは他の国家なので、他国からの承認を第4の要素に挙げる場合もある(モンテビデオ条約の項目および国家の資格要件も参照のこと)。

28)社会学的な定義:
29)社会学における国家の定義は法学や政治学とは異なり、国家の権力の中身ではなく、あくまでその形式のほうに向けられている。
30)社会学的な国家(このでは近代国家)の定義でもっとも代表的なものがマックス・ウェーバーによるものである。
31)ウェーバーは2つの側面から国家を理解していた。1つ目は、警察や軍隊などの暴力手段を合法的に独占していること、そして2つ目は、官僚や議員など統治組織の維持そのものを職業として生計を立てる専門家によって
   構成されている政治的共同体であるということである。
32)中世以前の国家は、国王と臣下、領土、都市国家、地域共同体といった様々な中間集団との重層的な関係の中にあり、国家は家族・親族の領域と未分化の状態であった。
33)しかし、戦争の規模の拡大と市場経済化および産業化の波は、国家と個人の直接的な関係と社会の均質的画一化を推し進めるものであり、これらに対応するためには、国家を統一的に運営するためのルール(法律)と、
   専門的な職業家(官僚・議員)を必要とするようになった。こうして、国家が統治組織として専門分化することにより、統治される対象としての「社会(市民社会)」が自律的な領域として分化していくことになる。
ここでは職業の専門化が語られています。また席亭は市民社会が、統治される対象とは知りませんでした。(笑)

→職業の専門化

→市民社会

34)近年は、強力な官僚制と「物理的暴力の独占」を強調するというウェーバーの議論に対して、そもそも国家はそのように堅固な統一性をもった統治組織なのではなく、民意や社会の変動の前に不安定で不統一なものであるという
   説明がなされることもある。
まあ、デバイデッド・トランプの前では、信憑性が高いご意見です。(笑)
35)現代社会を批評する議論の中には、国民国家が既に無意味になってしまったかのように語られることもあるが、社会学の国家論ではほとんど否定されている。

36)国家の起源:
37)国家の起源には諸説あり、定説はないと言っていい。
38)それは特に現代において、国家の形が多様であり、ひとつのモデルで説明しきれないことを表している。しかし、国家を静態的ではなく、動態的に捉えることは非常に重要である。
39)動態的な国家の起源のモデルを設定してそれを理念型とすることで、多様な国家の成り立ちをよりよく理解することができるようになるからである。
40)国家紀元の動態モデルの例としてカール・ドイッチュの説がある。

41)国家の崩壊:
42)国家はいかなる場合でも領域内において十全に統治権を行使できるというわけではなく、行政能力の不足などの様々な事情によって統治が行き届かない場合もある。
43)このような国家は治安維持能力や行政サービス能力が低いため、国民に十分な治安や医療などを提供できない。
44)こうした国家は「失敗国家」と呼ばれ、ひどい場合は暴力の独占を保つことができず、国土の各所に軍閥が割拠して内戦が勃発する。
45)さらにこれが進行すると1991年以降のソマリアのように中央政府そのものが事実上崩壊し、無政府状態となる例も存在する。
46)こうした失敗国家では、たとえば2014年から数年間イラクとシリアの一部に成立したイスラーム国のようにテロ組織が領域支配を行ったり、またソマリアにおいてソマリア沖の海賊の跳梁が起きたように、
   非合法武力組織の浸透を許し周辺の治安悪化の大きな原因となることがある。
以上です。次は国家成立の原因とも成った?、戦争です。

→戦争