集落と村落
Wikiには「集落」ページも「村落」ページも存在します。まずは「集落」から。
1)集落(聚落とも)とは、人が住む家屋の集合した状態の場所のことを指す地理学的な概念。部落、在郷、在所などの言葉も同義語である。
2)「集落」を、人間関係の社会的、文化的統合状態に基づく地域社会の一種として社会学的にとらえた場合、「村落」にあたるものとほぼ重複する。
3)今日では、都市と村落の区別を説明する場合、人口の集中の度合や中心となる産業によって区分する場合が多い。
・都市:人口密度や家屋の密度が大きく、第二次・第三次産業に従事する人の割合が高いもの。
・村落:人口密度や家屋の密度が小さく、第一次産業に従事する人の割合が高いもの。
まあ密度は、高低ですよね?(笑)
4)「部落」とも呼ばれるが、現在では被差別部落問題との関連から、差別的意図がない場合でも部落の語を避ける場合がある。
5)古く人類が狩猟採集生活を営んでいた時代では、一時的な住居はあるものの、同一の場所で狩猟や採集を繰り返していては獲物などの収穫が減少するため、度々移動を行った。
6)構成人数は少なく、特定の場所への定着もないため、普通この時代の居住地を集落と呼ぶことはない。
同時代でも小屋の様な物を各所に点在させ、その間を(季節毎に?)移動する事は有ったと思います。
7)農耕が始まると土地に定着し、生産高が増して人口が増えるようになる。
8)最初の集落は現シリアにあるテル・アブ・フレイラと見られる(テルは遺丘の意。単にアブ・フレイラとも。現在は水没しているが、ダム建設の事前調査で明らかになった)。
確認されたうち、最古の集落は紀元前1万1500年頃のもので、人口は200人足らずであり、暮らしは野生種の種子を播いて成長を待つといった農耕の前過程であったとされる。
9)その後、人為選択で野生種を栽培に適したものに変えていき、紀元前1万1000年の集落跡には農耕の痕跡が見つかっている。
10)ヨーロッパ:
11)ヨーロッパの都市史では、ドイツの集落の平面形態の研究から、村落が交易の中心となることで町が形成され、さらに政治的権力や経済的特権の付与によって都市に発達すると考えられている。
12)あるいは、村落研究から、町は外形から孤立荘宅、塊村、路村、広場村などに分類され、それが交通の要衝になると商業町へと発展し、さらに城郭の構築によって都市へと発展すると考えられている。
13)アジア:
14)中国などアジアの都市史では、城郭内部に発展した町(都市)を囲郭都市、周囲を城郭が取り囲んでいない町(都市)を非囲郭都市とする分類が用いられた。
守る必要が無いのならば、城郭は要らない訳です。
15)一方、日本の都市は、過去に都市が形成された位置に重複するように現代都市が存在するなど歴史的重層性があることが知られている。小川琢治は歴史性に着目して城下町、宿場町、門前町、鳥居前町、鉱山町、商港町、軍港町
に分類した。
→詳細は「歴史町」を参照
16)集落の形態:
17)集村(住居が一か所に密集)
18)塊村(不規則な塊となっている集落)日本の一般的な集落
地形が山がちだと、図形的な美しさは出せないかも。
19)円村(広場や教会を中心とした計画的集落)ドイツなどヨーロッパに顕著
川の流れも穏やかなのでしょう。(笑)
20)街村(街路を中心として周辺に発達した集落)大規模な宿場町など
線形都市は、都市の一つのモデルです。確か、環境負荷が軽かった筈。
21)路村(道路に沿って分布している集落)中小規模の宿場町・立場など
22)列村(道路に沿ってまばらに分布している集落)
これらの違いが分かりません。
23)散村(住居が分散)アメリカ・カンダのタウンシップ制、砺波平野、黒部川扇状地、屯田兵村など
砺波(となみ)平野は有名です。
24)関連項目:都市、田園都市、村落、山村、町、村、市、街、郊外、非法人地域、歴史町、町並み保存、過疎、環濠集落、農村集落、限界集落、条里制集落、市場町、寺内街、惣村、神殿集落、集落消滅、屯田兵村、
都市型集落、村社会、現代集落
これらは必要に応じて後述されるでしょう。
次は「村落」ページです。
1)村落とは、人口や家屋の密度が小さい集落を指す学術用語。一般的には農村などの呼称が用いられることが多い。対義語は都市。
2)地理的概念である集落に対して、村落は、人間関係の社会的・文化的な統合状態に基づく社会学的概念である。
3)広義では地縁集団にも含まれるが、村落は、地縁集団に比べて、人間関係の社会的、文化的な自律的統合単位でなければならず、政治的な単位として形成されている地域社会の一種として位置づけられる。
何処に住むかは個人や家族の意思決定でしょうから、地理的概念→社会的概念なのでしょう。意志の伝達は、移動手段(〜徒歩)で可能ですから。
4)分類:
5)行政的な区分と形態的な区分で、英語または文化人類学では、villageとhamletとして区別する。hamletが、自然に形成された本来の村落を指す。
6)産業別分類:
7)農村:住民が主として農業に従事している村落。日本の村落の大半が農村である。柳田國男によれば、日本の農村の3分の2から4分の3は室町時代から始まったものとされ、網野善彦もこれを支持している。
なお現在の日本の農業人口は2%以下である。
これは席亭も知りませんでした。2%の人口の為に、国家はかなり手厚い保護をしている訳です。(苦笑)
8)漁村:住民が主として漁業に従事している村落。日本では、大半が漁業の他に農業も行う半農半漁村であり、漁業だけを行う純漁村は少ない。
9)山村:山間にある村落。山村振興法では「林野面積の占める比率が高く、交通条件及び経済的、文化的諸条件に恵まれず、産業の開発の程度が低く、かつ住民の生活文化水準が劣っている山間地その他の地域で
政令で定める要件に該当するもの」と定義されている(山村振興法2条)。住民は林業と農業に従事している事が多い。山村と併せて農山村という。
例:戸隠、春野、上宝、荘川、十津川、本宮、板井原、箱根、六合。
10)行政文書等で一括して表現する場合は「農山漁村」と呼ぶ。
11)形状別分類:
12)集村:家屋が数十軒から数百軒集まっている村落。以下のような種類がある。(詳しくは集村を参照。)
1.塊村:家屋が不規則に塊状の分布している集落。
2.列村:家屋が自然堤防や山麓の湧水線に沿って、列状に分布している村落。
例:三依、栄村、井川、水窪。
井川ダムは有名で、大井川鐡道で行く事が出来ます。
3.路村:家屋が道路に沿って列状に分布している村落。開拓地などに見られる。農業主体である。
例:泰阜、里美。
4.町村:家屋や商店が、道路に沿って列状に分布している村落。路村よりも道路への依存度が高く、商業主体である。後の時代に地方都市の地位を得た街村もある。
例:矢祭、広野。
5.円村・環村:中央の円形・楕円形の広場を取り囲んで、家屋が環状に分布している村落。ヨーロッパの中世の開拓集落でよく見られる。
13)散村・散居村:家屋が一軒ずつ分布している村落。北陸地方の砺波平野、山陰の出雲平野、北海道の屯田兵の開拓地、アメリカやカナダのタウンシップ制による村落が知られている。成立の背景はそれぞれ違うが、
政策によって成立した所が多い。
14)関連項目:集落、散居村、市町村、村落地理学、惣村、過疎、村立て−村を立てること、いろいろな理由で分村すること。
以上です。一度国家の形成に戻ります。
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