交易
Civでは当初、この「交易」については記載が有りませんでした。しかし後日、隊商や貨物船ユニットが加えられています。この交易は交易する相手が居ないと成立しませんから、12)個人の集積(社会)に関係しています。
さて、Wikiで交易を調べると、
1)交易とは、特定の個人・集団間で価値のある物品をお互いに交換する取引のこと。貨幣を介さず物々交換に重きを置いた語として用いられることが多い。
ですから我々も物々交換と貨幣を調査する必要が有ります。
→物々交換
→貨幣の誕生
2)近代的な観点だと、交易は専門化と分業のために存在している。個人や集団が生産の一角集中を行い、その成果といえる特産品を交易において他の製品や必需品と換えるのに利用する、経済活動のよくある形態である。
人が一角集中するのは、その方が効率的だからです。ですが生活必需品にこれを適用すると、稲作凶作による飢餓の発生などが生じます。
3)地域間での交易が存在するのは、地域が違うと交易可能なコモディティ(他の場所では希少ないし限られた天然資源を含む)の生産にも比較優位が生じうるためである。
4)例えば、地域の規模の違いが大量生産を促す場合もある。
5)こうした環境だと、地域間で行う交易が双方の地域にとって利益となりうる。
6)交易の「交」には、二つ以上のものが「まじわる」「関係を持つ」「かわるがわる」といった意味があり、「易」には「取り換える」という意味がある。
これは席亭も知りませんでした。
7)したがって、交易とは「二者以上が交わってお互いに(交流関係を維持すべく)物品を交換する」事を指している。
交易をする事で、二者の関係も改善する事でしょう。良好な関係でないと、交易自体も成立しないでしょうし。
8)交易を意味する英単語tradeは、中世英語だと「道、行方」を意味しており、これはハンザ同盟の商人によって欧州から英語に導入されたものである。
9)中世低地ドイツ語のTradeも「道、行程」の意味で、さらに遡ると古ザクセン語のtradeが「足跡、小径」、ゲルマン祖語の*trad〇(o+-)は「小径、道」という意味である。
10)歴史:→貿易史も参照
交易と違って貿易は、より近代的です。
11)先史時代:
交易は、先史時代に人類のコミュニケーションから始まった。交易は先史時代の人々の主な便宜であり、貨幣経済以前の贈与経済(gift economy)において彼らはお互いに品物を交換していた。
ピーター・ワトソンは、遠距離商取引の歴史を約15万年前に遡るとしている。地中海域では、文化間の最も古い接触が3.5−3万年まえから始まったとされる。
伝統的な自給自足を別にすれば、交易が先史時代の人々の主な便宜となり、人々はお互いに持ち寄った品を物々交換していた。
現在我々が問題としているのは食料の調達ですから、遠距離という程遠くは有りません。(笑)
12)古代史:
交易は、有史以来ほぼずっと実施されてきたと考えられている。石器時代に黒曜石とフリントが交換された証拠があり、オックスフォード考古学辞典によると、黒曜石の交易は紀元前17,000年からニューギニアで行われていた。
近東で最初期の黒曜石の使用は、先土器新石器時代B期に遡る−三笠宮崇仁親王
ロバート・カー・ボサンケは1901年の発掘調査により石器時代の交易を調査した。交易が最初に西南アジアで始まったと主張する有識者もいる。
黒曜石使用の考古学的証拠は、中石器時代後期から新石器時代にこの素材がどの程度チャート(岩石)よりも優先的に選ばれたか、黒曜石が珍しい地中海域でどの程度交換を必要としていたかに関するデータを提示している。
黒曜石は切削道具や工具を作る材料になっていたと思われるが、もっと楽に入手できる他の材料が使用可能だったので、フリントを豊富に活用する部族の高い地位だけで見つかった。
興味深いことに、黒曜石はフリントと比べて現在もの価値を保っている。(そ、が抜けている?)
初期の交易者達は、地中海域の900km圏内で黒曜石を交易していた。
新石器時代ヨーロッパにおける地中海域の交易は、この素材が最も規模が大きかった。交易網は紀元前12,000年頃に存在し、1990年の研究によればアナトリア半島がレバント、イラン、エジプトと交易するための主要地点だった。
ミロス島とリーパリ島の黒曜石は、古代の地中海域で最も広範に交易される産物資源だった。
アフガニスタンの山岳地帯にある鉱山(Sar-i Sang)は、ラピスラズリの交易で最も規模の大きな拠点だった。この素材は紀元前1595年から始まるバビロニアのカッシート王朝期に最も多く交易された。
黒曜石とは、黒いガラス質の火山岩です。フリントとは火打石、石英の一種です。チャートとは堆積岩で、主成分は二酸化ケイ素、SiO2です。
この黒曜石は日本にも遍在していた為、その鋭い切れ味の伝統は現代の刃物にも通じています。(笑)
アナトリア半島はトルコに在ります。ミロス島はエーゲ海、ギリシアに在ります。有名な島です。リーパリ島はイタリアに在ります。
またラピスラズリは瑠璃とも呼ばれる、青金石が主成分の半貴石(〜宝石)です。顔料ウルトラマリンの原料にも成ります。
また「その後の交易」以下は省略します。次は農耕社会です。
→農耕社会