水棲生活

Wikiで水棲生活を調べると、「アクア説」ページがヒットします。

1)アクア説とは、ヒトがチンパンジーなどの類人猿と共通の祖先から分岐して進化する過程で、一時期「半水生活」に適応したことによって直立二足歩行、薄い体毛、厚い皮下脂肪、意識的に呼吸をコントロールする能力など、
  チンパンジーやゴリラなどの他の霊長類には見られない特徴を獲得した、とする仮説である。水生類人猿説とも呼ばれる。
まあ此処迄本格的である必要は有りませんが、トバ事変を避けるだけならば、大した遺伝的な変化は生じないものと思われます。(笑)

2)この説は20世紀半ばに解剖学者と海洋生物学者がそれぞれ独立に提唱し、英国の放送作家であるエレイン・モーガンの1972年の著書『女の由来』で世界的に知られるようになった。
3)水中環境への適応を示した化石人骨が一切発見されていないことをはじめ様々な理由から現在の科学界では否定されている仮説だが、肯定派として英国の動物学者のデズモンド・モリスやディビッド・アッテンボローらがいる。
4)霊長類においてはヒトにのみ存在するとされる特徴のいくつかが水棲哺乳類(海棲哺乳類)や水棲鳥類において一般的に見られることが、この説の主要な根拠となっている。
5)現在の人類につながる化石人骨が発見されていなかった、およそ500万年より以前のミッシングリンク(失われた環)と呼ばれる時代のヒトの進化の過程について提唱されている仮説のひとつである。
ですからアクア説は、トバ事変よりも遥かに昔の時代の仮説なのです。

6)しかし、20世紀後半からオロリン・トゥゲネンシス、サヘラントロプス・チャデンシス、アルディピテクス・カダッバなど、500万年前よりも以前のヒトの祖先がチンパンジーの祖先と分かれて間もないころのものと推定される猿人時代の
  部分的な化石人骨が発見されはじめ、ミッシングリンクは埋まりつつある。見つかっているのは断片的な化石であるためまだ詳細はわからないが、かれらが水棲であったことを示す証拠は見つかっていない。

7)以上のようにこの仮説の提唱者・支持者たちは、古人類学以外の研究者や非科学者が多い。
こう決めつけるのも、何ですよね? 自慢じゃ有りませんが、席亭の若い頃には大陸移動説は主流では有りませんでしたし・・・。それに地表は一時期よりも海面上昇していますので化石は海の中、という事も充分に有り得ます。(苦笑)

8)直立二足歩行は水に浸かった時に頭部だけを水上に出すのに有効であり、水中では浮力の作用で容易にその姿勢を取ることができる。また他の水棲哺乳類やペンギンも同じ姿勢をとる。
ペンギンは鳥類ですから、ご先祖の爬虫類の方が先ですよね?(苦笑)
9)自分の意志で自由に息を止めることができる。これは水生の哺乳類、鳥類、爬虫類に共通して見られる特徴である。
10)またこの能力は発生学習と関係していて、言葉を発したり解釈したりする能力を獲得するための前提条件である。発生学習はヒト、鯨類、及び約半数の鳥類でその能力を持っている。
ですからヒトはきっと、鳥類(〜恐竜の子孫)から学んだ事も多いのでしょう。日本神道も鳥居(〜鳥葬)を飾りますよね?

11)体毛が薄く皮下脂肪が多いのは、水中で温度を保つのに都合がよいからだ。これは他の水棲哺乳類と同じ理由である。
12)陸棲の生物の水棲への適応は進化の過程において繰り返し発生している。哺乳類に限っても牛や豚などが含まれる鯨偶蹄目に分類されるクジラ目、猫や犬等を含む食肉目に分類されるアシカ亜目、
   象などと近縁とされるジュゴン目と、現生種でも水棲に適応した複数の系統が見られる。ヒトを含む霊長目やその近縁においても同様の適応が起きる可能性はあり得る。
この主張にはかなりの説得力が有ります。

13)処女膜はヒトにあり、類人猿にない。クジラやアザラシの水生動物には処女膜がある。また、ヒトの膣の急な屈曲部は、チンパンジーにははっきりしていないか、完全に消失している。処女膜や屈曲部は
   膣内に水が入り込まないようにする役目がある。
14)ヒトは類人猿に比較して高い水泳能力を有している。
これは先天的か、後天的かを区別する必要が有ります。高い知能を持っていれば、必要ならば楽々こなすからです。
15)ミッシングリンクの時代には海水面が高く、アフリカ大陸は北部の大部分が沈んでいた。人類の祖先はこの時に海辺で生活し、海水面が元通りになると陸生活に戻った。
これは後述する様な反論が有ります。それよりも席亭は、アトランティス大陸/伝説の方に興味が有ります。

16)海水中生活に適応した人類の祖先は、海水を離れた後も川辺で暮らした。川辺は失った水分をすぐに調達できる環境にあったため、発汗のシステムは都合が良かった。
17)ヒトは他の動物と比べて塩分摂取の必要量も許容量も多い。これは海水中生活に適応した名残である。
それと共に、後天的な「過重労働」の影響も考えられます。重労働には塩分が必要だからです。
18)人の頭髪が長いのは、体が水に浸かっている時に露出している頭部を太陽光から守るためである。
これは席亭も知りませんでした。

19)発涙のシステムは海棲哺乳類・鳥類にのみ見られる特徴である。海棲鳥類は塩分を排出するために涙を流すが、海棲哺乳類の場合感情が激した時に涙を流すことがある。
20)水中に入ると心拍数が減る現象「潜水反射」が人間にも備わっている。
21)一時期の胎児には名残が残っており、前身をぜいもうと呼ばれる毛で覆われているが、このぜいもうは泳いだ時に水が流れる方向と一致している。
毛の生えている方向、という事でしょうか?
22)現代の人間でも水中に長時間いて助からないと思われていても助かった例がいくつも報告されている。
もう少し詳しい情報が欲しい所です。(笑)

23)類人猿には全く見られない手足に水かきの痕跡を持つ人がいる。
世の中にはカッパ伝説も有ります。そしてこれらは、先祖返りなのでしょう。
24)生後間もない乳児は水を怖がらず、水中で反射的に息を止める能力を持っている。
席亭は「犬かきで泳ぐ赤ん坊」を観た事が有ります。そしてこれは、本能的な動作なのでしょう。
25)人間の新生児は他の類人猿よりも割合として重いが、これは皮下脂肪により浮力をつけて水中での出産を容易にするためである。
   また、現在も水中出産は行われており、その安全性や利点に関する研究論文も発表されている。

26)水中では嗅覚が役に立たず、衰えた。
これは犬などと比べた場合でしょう。
27)人の鼻の穴が下を向いているのは水が入りにくいように適応したためである、上唇の上の溝(人中)を持つ霊長類は人間だけである。
   これは上唇を鼻孔にぴったり密着させて水中で呼気が漏れたり、水が浸入するのを防いだ名残と考えられる。
これは席亭も知りませんでした。
人の鼻の穴は上を向いたり下を向いたりと人によって千差万別ですが、どんな鼻でも水泳には困りませんよね?(笑)

反論は省略します。

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