東海道バーチャルトリップ
(48)坂下宿
最寄りの駅は有りません。坂下宿松本本陣跡へ行くにはJR関駅でタクシーを拾い、伊勢坂下バス停で降ります。現地では乗合タクシーも運行されている様ですが、ガイドは利用方法を知りません。
広重の版画には、鈴鹿川沿いの藤の茶屋から眺める筆捨山(岩根山)が描かれています。写真には写りの良い、前回のそれを掲載しておきます。
明治に入って一番寂れたのは、この坂下宿でしょう。東海道線は米原経由ですし、関西本線も加太(かぶと)越だからです。
標高357mの鈴鹿峠は有名な片峠で、土山宿方向(西側)は傾斜が緩やかで坂下宿方向(東側)は傾斜がキツイのです。で、鉄道(SL)はギブアップした訳です。
坂下宿は江戸中期には本陣3、脇本陣1を含め、旅籠51軒を誇りました。鈴鹿馬子唄にも「坂の下では大竹小竹 宿がとりたや小竹屋に」、と歌われています。この大竹屋は本陣で、小竹屋は(庶民も泊まれる)脇本陣です。
勿論、宿の隆盛は難所である鈴鹿峠を抱えていたからですが、往来する人が居なくなれば当然宿は立ち行きません。峠で生計を立てていた人達は一体、何処に行ったのでしょうか?
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