鏡、レンズ、プリズム
Civでは「鏡、レンズ、プリズム」に関しては言及されていません。これらは「光学」に含まれるのでしょう。
Wikiで調べると、「鏡」、「レンズ」、「プリズム」ページがヒットします。まずは「鏡」ページから。
1)鏡(かがみ)は、通常、主な可視光線を反射する部分を持つ物体。また、その性質を利用して光を反射させる器具を指す。
2)光の反射には光が一方向にはね返る鏡反射と四方八方にはね返る乱反射があり、通常、鏡は鏡反射する滑らかな表面をもつ光をほぼ全反射するものをいう(特殊な鏡にはレフ板のような乱反射鏡もある)。
3)鏡に映る像は鏡像といい、これは左右が逆転しているように見えるものの、幾何学的に正確に言えば、逆転しているのは左右ではなく前後(奥行き)である。
4)なお、これらの鏡像の発生原因を、自分が鏡に向き合ったとき、自分の顔の左側から出た光線および顔の右側から出た光線が、それぞれ鏡に反射した後、それら両方の反射光線が、いずれも右目に入射する時の、
両光線の相互の位置にて説明できるとする見解がある。
まあ、右目でも左目でも良いのですが。この説の要点とは、鏡面を対称面とした場合、虚像が鏡の奥、向こう側、対象位置にある、という事です。見る対象は自分の体でも、リンゴでも構いません。
5)概要
6)古くは金属板を磨いた金属鏡が作られた。大量生産されるようになった鏡の多くはガラスの裏面を金属面にしたもので裏面鏡という。
7)裏面鏡は金属面がガラスの内側にあるので傷みにくいが、鏡の裏側で反射する構造になっているため表面での光の反射の影響を受けてしまい像に多少のブレがある。
8)一方、光学器械に使用される鏡は光を正確な位置に反射させる必要があるため金属やガラスの表面で光が反射するようにした表面鏡である。
9)鏡には、鏡台、姿見、壁掛け鏡、卓上立て鏡のような形態がある。
10)化粧のために手鏡を立てかける台、もしくは鏡を取り付けられた台を鏡台(かがみだい、きょうだい)と呼び、どちらも多くは化粧品などを納める引き出しが付いている。
11)鏡を取り付けられた鏡台の場合、その鏡は手鏡よりは大きな鏡だが、姿見ほど大きくはない。
12)鏡台は東洋、西洋どちらにもあり、日本では明治以降、徳島県が大産地となって「阿波鏡台」と呼ばれた。大きな鏡を取り付けた洗面化粧台が増え、独立した鏡台の需要は減少している。
13)人が自らの全身を映す大型の鏡を姿見(すがたみ)と称する。主に身なりを整えたり、着こなしを確認したりするために使う。
14)多くは縦に長い長方形となっている。個人宅だけでなく、購入を考えている衣服を身体にあてて見るため、衣料品販売店に多く置かれている。
全身を見るには、身長の半分の長さが必要です。洋服用のタンス(〜コート掛け)に付いています。
15)カーテンで仕切られた小部屋内に姿見がついたフィッティングルーム(試着室)もある。
16)手に持って使う鏡を手鏡と呼ぶ。
2枚の手鏡を使う、合わせ鏡という手法も有ります。
17)鏡の形状
18)平面鏡
19)一般的な鏡は平面の形をしており、これを平面鏡という。
20)平面鏡は1方向からの像のみを写すので、立体の正面は見えても側面は写さない。このため、複数の鏡を組み合わせることも行われる。いわゆる鏡台は普通三面鏡になっている。
21)凹面鏡・凸面鏡
22)鏡面が凹面にあるものを凹面鏡、鏡面が凸面にあるものを凸面鏡という。
23)球を切り取ったような曲面をもつ球面鏡に対して、球面ではない曲面をもつ鏡を非球面鏡という。非球面鏡には反射望遠鏡に用いられる放物面鏡などがある。
放物面鏡は、車のヘッドライトの反射板などにも使用されています。焦点に光源を置くと、並行光が得られます。
24)鏡の歴史
25)技術的変遷
26)最初の鏡は、水溜りの水面に自らの姿形などを映す水鏡であったと考えられる。その後、石や金属を磨いて鏡として使用していたことが遺跡発掘などから分かっている。
27)古くは、チャタル・ヒュユク遺跡から、黒曜石を磨いた石板の鏡が出土している。
28)続いて、金属板を磨いた金属鏡が作られ、多くは青銅などを用いた銅鏡であったが、後に錫めっきを施されるようになった(表面鏡)。
29)現存する最古の金属鏡は、エジプトの第6王朝(紀元前2800年)の物。以来、銅・錫およびそれらの合金を磨いたもの、および水銀が鏡として用いられる。
現在は不明ですが、一昔前迄は裏面に水銀を用いた水銀鏡だった筈。
30)東アジアでは、中国の銅鏡史で、約4千年前の「斉家文化期」(新石器時代)が古く、殷・周代を経て、春秋戦国時代になると華南地方を中心に大量に生産・流通することとなる。
31)中国鏡の日本への渡来は弥生時代中期から確認される(日本での金属鏡の始まりは前2世紀前後)。日本では、紀元前2世紀から後16世紀(弥生期から桃山期)までの約1800年間を「古鏡の時代」と区分・分類している。
32)現代の一般的な鏡はガラスの片面にアルミニウムや銀などの金属のめっきを施し、さらに酸化防止のため銅めっきや有機塗料などを重ねたものである(裏面鏡)。
33)1317年にヴェネツィアのガラス工が、錫アマルガムをガラスの裏面に付着させて鏡を作る方法を発明してから、ガラスを用いた反射の優れた鏡が生産されるようになった。
34)これはガラスの上にしわのない錫箔を置き、その上より水銀を注ぎ、放置して徐々にアマルガムとして密着させ、約1ヶ月後に余分の水銀を流し落として、鏡として仕上げるという手間のかかるものであった。
35)1835年にドイツのフォン・リービッヒが現在の製鏡技術のもととなる、硝酸銀溶液を用いてガラス面に銀を沈着させる方法(銀鏡反応)を開発し、以来、製鏡技術は品質、生産方法共に改良され続けてきた。
昔のアマチュア天文学者はこの方法(〜砂糖使用)で、銀鏡を造っていました。
36)今では、鏡は高度に機械化された方法で大量生産され、光沢面保護のための金属めっきや塗料の工夫により飛躍的に耐久性が向上したが、ガラスの裏面を銀めっきした鏡である点は19世紀以来変わらない。
37)これは、銀という金属は可視光線の反射率(電気伝導率および熱伝導率に由来する)が金属中で最大のためである。
これは知りませんでした。
38)一応アルミを利用する例もあるが、銀に比べ反射率が若干劣る。ガラスなどに蒸着させず単体で用いたものは割れず軽い上に強度に優れるが映りが劣る。
39)ガラスを使う鏡の他に、ポリエステルなどのフィルムの表面に金属を蒸着し、可搬性や安全性を高めたものもある。
40)鏡と人間、動物の認識
41)鏡の起源は人類と同じほど古い。最古のそれは水鏡(水面)に遡るからである。鏡に映る姿が自己であることを知るのは、自己認識の第一歩であるとされる。鏡によって、初めて人は自分自身を客観的に見る手段を得た。
自分自身を客観的に見る、とは誤解を招きかねない表現です。見るのは、あくまでも自分ですから。
42)鏡に映った自分を自分と認識できる能力を「自己鏡映像認知能力」と呼ぶ。自己鏡映像認知能力の有無は動物の知能を測るための目安となる。チンパンジーなどにおいては、鏡に映る姿を自分自身として認識し、毛繕いのときに役立てるという。
43)チンパンジーのように鏡を利用するまで至らないが、自己鏡映像認知能力がある動物として類人猿のほか、イルカ、ゾウ、カササギ、ヨウム、ブタ等が挙げられる。ミラーテストも参照。
そしてこの辺りが、知性の目印なのでしょう。
44)鏡に映像が「映る」という現象は、古来極めて神秘的なものとして捉えられた。そのため、単なる化粧用具としてよりも先に、祭祀の道具としての性格を帯びていた。
45)鏡の面が、単に光線を反射する平面ではなく、世界の「こちら側」と「あちら側」を分けるレンズのようなものと捉えられ、鏡の向こうにもう一つの世界がある、という観念は通文化的に存在し、世界各地で見られる。
46)水鏡と黒曜石の石板鏡と金属鏡しかなかった時代・古代の哲学などにおいては、鏡像はおぼろげなイメージに過ぎないとされた。
47)一方、近代になり、ガラス鏡が発達すると、シュピーゲル(ドイツ語)やミラー(英語)という名を冠する新聞が登場するようになる。
48)これは、「鏡のようにはっきりと世相を映し出す」べく付けられた名称である。
席亭はシュピーゲルなどというと、ドッペルゲンガーよりも某宇宙船を思い出します。(笑)
49)鏡は鑑とも書き、このときは人間としての模範・規範を意味する(例として、『史記』には、「人を鑑とする者は己の吉凶を知る(人を手本とする者は自分の将来も知る)」と記される)。
以て他山の石と為す、です。日に三省す、も同じでしょう。
50)手本とじっくり照らし合わせることを**に鑑みる(**にかんがみる)というのも、ここから来ている。
51)また日本語でも「鏡」と望遠鏡、拡大鏡などが同じ鏡という字を用いているし、英語のグラスもまた、ガラス、レンズだけでなく、鏡の意味も持つ。
これは知りませんでした。鏡は神道の宝物でも有るので、人間にとっては重要なアイテムです。以下は省略します。
52)関連項目
銀鏡反応、金属光沢、手鏡、万華鏡、合わせ鏡、三面鏡、マジックミラー、コーナーキューブ、フィルムミラー、ヴィガネッラ - イタリア北部山中にある村。冬の間、太陽光が届かなくなるため、鏡を利用している。
対称性−パリティ対称性、鏡像対称−対称操作−左右、アイギス−ギリシア神話において主神ゼウスが娘の女神アテーナーに与えた青銅鏡のように輝く楯。英雄ペルセウスがメドゥーサ討伐に使用。
魔鏡、照魔鏡、雲外鏡−鏡の付喪神とされる妖怪、テスカトリポカ−中南米の神。ナワトル語でテスカトル(鏡)とポカ(煙)から来た神で、鏡による予言に関与している。、鏡恐怖症(英語版)、ミラーハウス(アトラクション)(英語版)、
ミラーハウス−ミラー邸、ミラーズ
次はレンズです。
1)レンズ(蘭:lens、中:透鏡)とは、
・光を屈折させて発散または集束させるための光学素子。本項で詳述する。
・上記光学素子と同じ役割をする素子や技術、自然現象など。本項でも説明する。
・写真レンズのこと。複数のレンズを含む機械要素や電子回路などで構成される。
2)概要
3)光を屈折させて発散または集束させるための光学素子。通常は、両側面を球面と球面または球面と平面とした透明体である。「透鏡」とも呼ばれる。
4)用途によっては、片面または両面を球面ではなくした非球面レンズも利用される。
5)実用上の多くのレンズは1つの軸(光軸)のまわりに回転対称な面でできていて、以下の説明では主にこの場合を扱う。
6)回転対称でない例として乱視用めがねレンズ(トーリックレンズ)、棒状の半円柱形ルーペなどがある。
7)入射した平行光束を収束させる働きを持つものを凸レンズ、発散させるものを凹レンズという。通常、レンズ中央部は凸レンズでは厚く、凹レンズでは薄い。
8)素材としてはガラスや、有機ガラスなどの透明なプラスチック類が主に使われる。特に光学機器のレンズには光学ガラスが使われ、特殊な性質が必要とされることも多く蛍石などの特殊材料がある。
9)顕微鏡として微細な世界とそこに潜む微細な生命を発見させたり、望遠鏡として地球外の世界を見せるなど、レンズは科学の発展(科学史)に大きく関与している。
10)その他、写真およびその延長である映画、今や写真の技術が不可欠である印刷、その延長である集積回路のフォトマスクなど現代の文明に欠くことのできない物である。
11)写真撮影用のレンズなど、1セットのモジュールとなっているもの全体をレンズと言うことも多い。眼の水晶体もレンズと呼ばれる。
12)懐中電灯などの照明器具の灯り(光束)を制御する目的でも多く利用される。
13)レンズの語源はレンズマメ(ヒラマメ、ラテン語:lens)である。当初作成されたレンズは凸レンズであり、その形状がレンズマメに似ていたことからこの名前が付いた。
14)日本では、眼鏡、拡大鏡、顕微鏡、望遠鏡のように、元来は反射鏡の意だった「鏡」がレンズにも流用された。宝石の意味もある「玉」(鏡筒の前後端のレンズを前玉・後玉等)や、稀に「鏡玉」といった言い回しも使われるが、一般的ではない。
15)文脈によるが「鏡玉」は、宝物としての鏡と玉という意味のことも多い。
16)凸レンズ
17)基本的性質
18)光は、ガラスなど透明な物質に入るときに屈折し、出るときにも屈折する。回転対称なガラスで軸から離れるほど内側に屈折するように傾けた形状(ふちより中央が厚い形状)にすれば、光が集まるようにすることができる。
これを凸レンズ(とつレンズ、英:convex lens)という。
19)一枚のレンズについては、その回転対称軸を光軸と呼ぶ。以下ではレンズに入射する光束が光軸付近の十分細い領域を通る(近軸近似が成り立つ)とする。
20)光軸に平行な光線は凸レンズを通過したのち一点に集まる。この点を焦点と呼ぶ。
21)レンズに入る前の光線とレンズから出て焦点を通る光線とが交わる点から光軸上に下ろした垂線の足を主点と呼ぶ。主点から焦点までの距離を焦点距離と呼ぶ。
22)また平行光をレンズの前後どちら側から入れるかに対応して二つの焦点が存在することになり、主点も二つ存在する。ただし、焦点距離は前後どちらも等しい。
23)レンズの厚みが無視できる程度に薄いと仮定(薄レンズ近似)した場合、二つの主点は一致する。
24)凸レンズには主に下記のような性質がある(図1−1)。
1.光軸に平行な光線は凸レンズを通ったのち焦点を通る
2.焦点から出た光線は凸レンズを通ったのち光軸に平行な光線となる
3.レンズの節点を通る光は角度を変えずに進む
25)実像と虚像
26)物側焦点より遠い物体上の点(物点)から出た光(図1-2)について考えると、
1.物から軸に平行にレンズに向かう光は、屈折されたあと像側焦点を通る光になる
2.物側焦点を通ってレンズへ向かう光は、屈折されたあと軸に平行な光になる
結果として物点から出てレンズへ向かう光はレンズの反対側の一点(像点)を通る。
27)軸からの物点の高さと像点の高さとの比は一定となる。
28)像面にスクリーンを置けば物体が逆さまに拡大・縮小された像が投影されることになる。このように物点からの光が像点で交わってできる像を実像と呼ぶ。
実像とは、実際に光が集まる場所の事で、虚像とは、あたかもその場所から光が発せられたと見える場所の事です。
29)物側焦点より近い物体上の点から出た光(図1−3)について考えると、
1.物体から軸に平行にレンズに向かう光は、屈折されたあと像側焦点を通る光になる
2.節点を通る光は、レンズを通る前後で角度が変わらない(薄レンズ近似では主点と節点が一致するため、ただ直進する)
30)結果として、実際には物点から出てレンズへ向かった光をレンズの反対側から見ると、あたかも物点より遠くの一点から出たかのように進む。このように物点からの光が像点で交わらずにできる像を虚像と呼ぶ。
31)虚像は、ルーペのようにレンズを覗き込むことで観察できる。
32)虚像の場合にも軸からの物点の高さと像点の高さとの比は一定となる。
33)実像の場合と違い、光が実際に1点に集まるわけではないので、スクリーンを置いても像を投影することはできない。
34)レンズを覗いて虚像を観察できるのは、目が網膜上に実像を結像させるからである。
35)レンズの公式:→詳細は「レンズの公式」を参照
以下は省略します。
36)ルーペ
37)ルーペ(虫眼鏡、独:Lupe)は、凸レンズでできる拡大された虚像を目視観察する道具である。ルーペの倍率は、ルーペ無しで距離Lのところから物体を見たときと、ルーペを通して見たときの虚像の見かけの大きさ(視角)の比であらわす。
38)すなわち、ルーペ無し・有りのときの見込み角度をそれぞれ α、β とすると、倍率Mは、M=tanβ/tanαと定義される。
39)但し、近軸近似の成り立つ範囲ではM〜β/αとなる。距離Lとしては、明視距離(慣習的に250mmとされる)が用いられる。
40)倍率は物体とレンズと目の位置関係により変化する。レンズの焦点距離f、前側焦点から物体までの距離をx、後側焦点から目までの距離をzとすると、倍率Mは
M=L/f・(1/(1+(xz/f^2)))
となる。
41)手持ち式のルーペの場合、主に以下のような使い方がある。
・物体をレンズの前側焦点に置く(x=0)。このときレンズを通した光は平行光になるので、目の位置に関わらず虚像は無限遠にあり倍率は一定で、M=L/fとなる。
・目をできるかぎりレンズに近づけ(z=−f)、かつ虚像の見かけの位置が目からL=250mmとなるように物体を置く。このときM=(L/f)+1となる。
さらに物体をレンズに近づければ倍率は上がるが、実際は目の焦点があわせられる範囲で制約される。
・目を後側焦点に置く(z=0)。このとき倍率は一定でM=L/fとなり物体の位置によらない。
42)商品としてのルーペにはM0=250/f を倍率として表示している場合と、M=(250/f)+1=M0+1を表示している場合、あるいはそのいずれでもない場合(目と物体の間の距離を250mmとしてレンズをその中間に置いたときの倍率、
など)がある。
43)読書用ルーペなどで片面が平らな平凸レンズをもちいたものでは、倍率は表裏どちらでも同じだが、凸側を物体に向けたほうが非点収差などが小さく、見やすくなる。
44)倍率が大きいルーペ(M0>1)で両眼で観察できるほど視野を広くするには非球面レンズが必要となる。
45)頭に装着して用いるルーペはヘッドルーペと呼ばれ、両手を用いた細かい作業などに用いられる。
46)凹レンズ
47)基本的性質
48)凸レンズと逆に光を発散させるレンズは凹レンズ(おうレンズ、英:concave lens)と言う。レンズの両面の形により、両凹、平凹、凸凹(メニスカス凹)の各種がある。
49)凹レンズを通る光(図2−1)には主に以下のような性質がある。
1.軸に平行な光線は凹レンズを通った後、入射側にある軸上の一点(焦点)から出たかのように広がって進む(発散)
2.レンズの後方の焦点に向かう光線は凹レンズを通過した後は軸に平行に進む
3.節点を通る光線は凸レンズ同様に角度を変えずに進む
50)凹レンズでできる像は常に正立虚像で、物体と同じ側にある。焦点距離を負の数値であらわす(f<0)と、凸レンズの場合と同じレンズの公式が成り立つ。
51)凹凸レンズ
52)凹凸レンズ(英:meniscus lens)は、英語名のまま、メニスカスレンズとも呼ばれる。レンズの片面が凸、もう片面が凹になったレンズで、二つの面の相対的な曲率の違いに応じて中央が周囲より厚い場合は凸レンズとして、
逆の場合は凹レンズとして働く。
53)眼鏡の場合は単体で、また光学機器で他のレンズと組み合わせて使用される。
54)レンズの種類
55)屈折率により光路を制御するレンズ
・回折レンズ−回折を利用したもので、一部の写真レンズの部品として用いられている。
・セルフォックレンズ−屈折率分布型の端面が平坦なレンズ。アライメントがし易いためWDM光通信のコンポーネントなどに使われる。アレイ状に並べたセルフォックレンズ(SLA)はプリンタやコピー機の光学系などに使われる。
・非球面レンズ−収差を抑える(場合によってはゼロにする)ため、面を真球ではなくしたレンズ。写真レンズや光学式メディアのピックアップ用レンズや眼鏡用として生産される。
56)光学レンズと同様な働きをする技術、現象
・重力レンズ−天体などの重力による時空の歪みによって、光が曲げられる現象である。これにより、遠方の銀河などの像が歪んだり、2つに分裂したりする。
・電子顕微鏡では光の代わりに電子線を用いて試料の拡大像や回折図形を得るが、この電子線を曲げるレンズ(電子レンズ)として電磁石を用いた磁界レンズや静電場を使った静電レンズが用いられる。
・放射光などによるX線回折では、回折によってX線を集光するX線レンズが用いられている。X線レンズの材料として金属多層膜などが挙げられる。
57)光以外の物をレンズのように制御する技術
・爆縮レンズ−原子爆弾に用いられる技術
・爆薬レンズ
・風レンズ−小型の風力発電用風車に用いられる技術
・音響レンズ−音波の収束に使用される。ソナーやイルカ等の海洋哺乳類にみられる。
・誘電体装荷アンテナ - アンテナの開口部に設置された誘電体により、見かけの開口率を高める。
58)関連項目
焦点(光学)、焦点距離、実像、虚像、開口数、ザイデル収差、非球面レンズ、可変焦点レンズ、フレネルレンズ、対物レンズ、バローレンズ、レデューサーレンズ、接眼レンズ、写真レンズ、蛍石レンズ、油浸レンズ
フレネルレンズとは通常のレンズを同心円状の領域に分割し厚みを減らしたレンズであり、のこぎり状の断面を持つ。分割数を多くすればするほど薄くなるため、材料を減らし軽量にできる一方、同心円状の線が入ってしまう欠点や、回折の影響による
結像性能の悪化が顕著になる。そのため、薄型化が特に有利な用途や、回折の影響を無視できる照明用などに用いられることが多い。蛍石レンズや油浸レンズは、半導体製造業で使用されています。次は「プリズム」ページです。
1)プリズム(英語:prism)とは、光を分散・屈折・全反射・複屈折させるための光学素子であり、ガラス・水晶などの透明な媒質でできた多面体で、その面のうち少なくとも一組が平行でないものである。三角柱の形状をしたものが一般的である。
2)もとは「角柱」という意味の言葉であり、数学用語では角柱を意味する。日本語・漢語では一般に稜鏡(りょうきょう)、特に三角プリズムを三稜鏡(さんりょうきょう)と呼ぶ。
3)概要
4)材質の屈折率は、光の波長によって異なるため、プリズムを出る光の方向は波長によって変わる。この現象を分散という。
5)光を分散させることによって、スペクトルを得ることができる。
6)プリズムは、内部での全反射を利用して、光の進む方向を変える用途にも用いられる。
7)この場合、プリズムにおける光の入射/出射面は光の進む方向に垂直であり、屈折による光の分散は起こらない。
8)例としては、双眼鏡内で像を反転させて正立像にするものや(ポロプリズム・ダハプリズム(英語版))、一眼レフカメラのファインダー内で、光軸を3回曲げて、ファインダーに導くもの(ペンタダハプリズム)などを挙げることができる。
9)大型のリング状プリズムなどは、灯台のフレネルレンズを補う物として、フレネルレンズの周囲に配置される物もある。
10)また、オートコリメータでは、反射型プリズムを用いて平行光の入射角を精密に測定し、光学機器や機械部品の角度評価に利用される。
11)プリズムの中には、偏光によって光の進む方向を分離する、あるいは一方向の偏光だけを透過するものもある。
12)プリズムの分類
13)分光用途
三角プリズム(英語版)、アッベプリズム(英語版)、ペリン・ブローカプリズム(英語版)、アミチプリズム(英語版)、グリズム−表面に回折格子を施した分光プリズム
プリズムの場所によってガラスの厚さ、光路長が違うため、レンズと同様に光を曲げる働きが有ります。またその屈折率は波長によって違う為、分光作用も有しています。
14)光線の屈曲用途
ペンタプリズム、ポロプリズム−180度回転し、後方にずれて投影される。、ポロ・アッベプリズム(英語版)−180度回転し、前方にずれて投影される。、アッベ・コーニグプリズム−180度回転し、入射光と同一線上の前方に投影される。、
シュミット・ペカンプリズム−180度回転し、入射光と同一線上の前方に投影される。、ドーブプリズム(英語版)−上下反転し、前方にずれて投影される。、ダイクロイックプリズム、アミチ・ルーフプリズム(英語版)−90 度横に投影される。、
コーナーキューブ
ダイクロイックプリズムは白色光をRGB成分に分解します。コーナーキューブはリトロリフレクターの一種で、自転車の赤色反射板などに使用されています。
15)偏光用途
全反射による分離、ニコルプリズム、グラン・フォーカルトプリズム(英語版)、グラン・タイラープリズム(英語版)、グラン・トンプソンプリズム(英語版)、屈折による分離、ウォラストンプリズム、ロコンプリズム(英語版)、フレネル菱面体
16)関連項目
光、虹、分散(光学)、屈折、全反射、複屈折、スペクトル、プリズムコンプレッサー、狂気−ジャケットにプリズムと分散する光が描かれている。、プロビデンスの目−三角形の中に人の目が描かれ、分散する光が描かれる。
プロビデンスの目はキリスト教で使用され、神の全能の目を意味するそうです。フリーメイソンやドル紙幣にも関係します。
筆圧が低いですが、分散の話は虹の所でしましたので、良しとしますか?(笑)
一度光学に戻ります。
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